データの受け渡し時の注意点:プロンプトや設定が漏れる可能性があります!!

AI画像生成

みなさま画像生成を楽しんでいますでしょうか?

画像生成をやっていると知人とデータを共有したり、ファンの方に画像データをプレゼントしたりする機会があると思います。

今回はデータの受け渡し時に気を付けなければならない、EXIFデータについて解説します。
EXIFデータについて知らないと、プロンプトや生成時の設定が他の方に漏れる可能性があります!!

この記事を読んで、EXIFデータについて簡単にですが理解して、情報漏洩を防ぎましょう。

まず、EXIFデータとは?

EXIF(Exchangeable Image File Format)データとは、画像ファイルに埋め込まれるメタデータのことです。

普通カメラやスマホで撮影した画像には、撮影日時やカメラの設定、位置情報などが含まれます。

StableDiffusionで生成した画像の場合は、生成時のプロンプトや設定がすべてEXIFデータとして含まれています。

同じ設定で画像を生成したい時などに、EXIFデータを取得し利用するにはとても便利なデータです。

EXIFデータに含まれる情報

実際にStableDiffusionで生成した画像と、その画像に含まれるEXIFデータです。

1 girl, blouse, skirt,
Negative prompt: sitting, (worst quality, low quality:2), (EasyNegative:1.2),
Steps: 24, Sampler: DPM++ 2M, Schedule type: Karras, CFG scale: 7, Seed: 937466938, Size: 600×800, Model hash: bc2f30f4ad, Model: beautifulRealistic_v60, VAE hash: 735e4c3a44, VAE: vae-ft-mse-840000-ema-pruned.safetensors, Denoising strength: 0.35, Clip skip: 2, ADetailer model: face_yolov8n.pt, ADetailer confidence: 0.3, ADetailer dilate erode: 4, ADetailer mask blur: 4, ADetailer denoising strength: 0.4, ADetailer inpaint only masked: True, ADetailer inpaint padding: 32, ADetailer version: 24.4.2, Hires upscale: 2, Hires steps: 4, Hires upscaler: R-ESRGAN 4x+, Lora hashes: “InstantPhotoX3: 7036b103fef3”, Version: v1.9.3

プロンプトからモデルの種類、エンベッティングから、アップスケーラーに至るまで、ほぼすべての情報を確認することができます。

StableDiffusionを知っている人ならば、簡単に同じ画像を再現できてしまいます。

安全に画像を共有するための方法

画像投稿サイト(例:XやInstagram)では、通常EXIFデータが自動的に削除されるため、神経質になる必要はありません。

しかし、メールで送付したり、Patreonなどでファイルをダウンロードできるようにしている人は注意が必要です。EXIFデータが残ったまま画像を送付すると、せっかく作ったプロンプトと設定が漏洩してしまう可能性があります。


必要な場合を除いて、他の人に画像を送付する際にはEXIFデータを削除することをお勧めします。

削除方法

削除方法はいくつかあります。

  1. 画像を右クリックし詳細タブからコメント欄のデータを消す
  2. EXIFデータ削除ツールを使う

順に説明します。

1.画像を右クリックし詳細タブからコメント欄のデータを消す

画像ファイルを右クリックして詳細タブから、コメント欄のデータを削除してOKボタンを押すだけです。簡単でシンプルです。

2.EXIFデータ削除ツールを使う

自分用に作ったEXIFデータを削除するツールを、このサイトに組み込みました。

複数の画像ファイルのEXIFデータを一括で削除し、Zipファイルでダウンロードするというツールです。

使用方法等は下記リンクから確認してください。

私の自作のツール以外にも、様々なEXIFデータ削除するツールはあるようです。
使ったことが無いので、詳しくはわかりません。
一度調べてみて自分に合ったツールや方法を探してみてはいかがでしょうか?

まとめ

StableDiffusionで生成された画像には、EXIFデータとして生成時のプロンプトや設定が含まれています。

これらのデータは自分の作り上げたプロンプトや設定の漏洩に繫がります。そのため、他人に画像を送付する際には削除することをお勧めします。

EXIFデータを安全に削除する方法を理解し、安心してクリエイティブな活動を続けましょう。


このブログ記事を通じて、EXIFデータの重要性とその対処方法についての理解が深まることを願っています。

安全に画像を共有し、クリエイティブな活動をさらに楽しんでください!

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